DTS-C1導入事例堺第一観光株式会社様：渡辺精工社

観光ツアーの貸切運行、学生の部活動の遠征や冠婚葬祭などの送迎を行っている、堺第一観光様。幅広い要望に応えられるように、大型車から中型・小型車、マイクロバスまで、16台の車両を保有されています。運行は大阪から、近畿一円はもちろん関東までの遠距離運行にも対応されています。

▲ネットワーク型デジタコDTS-C1

: ▲代表取締役　木村英夫様

8年前から富士通のカード型デジタコをお使いだった、堺第一観光様。導入の主な目的は、安全運転の推進とクレームからドライバーと会社を守ることでした。「観光バスはお客様から急旋回や急ブレーキ、道を間違えたなど、さまざまなクレームが寄せられます。デジタコ導入前はそんな事実がないことを証明する手立てがありませんでしたが、導入後はバスが戻ったあとに、運行データを確認することで、そんな事実がないことを証明できるようになった」と、木村社長様。さらに2013年7月には、クレームの真偽を迅速に確認し、対応を図るため、リアルタイムに運行状況の把握が可能な「ネットワーク型デジタコDTS-C1」に刷新されました。

長年、安全運転を推進されてきた、堺第一観光様。カメの親子をデザインした会社のマークも、「上に乗った子ガメをお客様に例え、やさしく安全に運ぶ会社」をイメージしたもの。実際に、国土交通省から無事故事業者として何度も表彰されています。だからこそ、クレームに対してもドライバーの潔白を証明したいとお考えでした。

: 「海外からのお客様が増えるにつれて、クレームの数も増えた」とお話しになる木村社長様。勘違いによるクレームも多数あります。大型車による轍（わだち）が多い北陸道を小型車で通行すると、普通に運転していても蛇行しているように思われるお客様もいらっしゃいますが、危険運転をしていないことを証明するためにデジタコが活躍しています。「帰社しないと運行状況を確認できなかったカード型デジタコと違って、今は安心。長期間の行程でも、急旋回や急加減速などの有無がいつでも確認できるので、運行中のクレームにもすぐ対応できます」。

: 木村専務様にお聞きすると、日々の運転日報の確認とともに、安全運転成績表も毎月確認されています。もともとカード型デジタコを活用して、安全運転を徹底されていた堺第一観光様ですが、ネットワーク型でも音声警告などの機能が継続して効果を発揮。急加減速などがあった場合、事務所側からリアルタイムに把握できるようになり、成績は全体的にさらに向上しています。また、カード型デジタコを導入してから、常に安全運転を意識するとともに、エンジン回転数も定期的にチェック、燃費も着実に向上しています。「1リットルあたりの走行距離3km台だった車両が、5km走行できたこともあります。これはデジタコ導入の費用対効果としても大きなメリットのひとつです」。

: 観光バス業界でも多いのが、スポットオーダー。「冠婚葬祭や学校行事の送迎など、車両が足りない、指定時間に遅れる可能性があるといった理由で、急なご依頼をいただくことがよくあります」。そんな場合にも、動態把握で近くの車両をチェックし、すぐに指示。「いつでも車両の現在地が分かり、対応可能な車両に運行指示が出せますから、便利ですね」。

: 「ドライバーに便利で、ドライバーが安心できて、安全運転につながる機器なら、いち早く導入する。高い買い物であったとしても、ね」。無線機を大阪で最初に採用したのも、ETCやカード型デジタコ、ネットワーク型デジタコを一番先に導入したのも、堺第一観光様。その背景には、「安全運転を第一に考える」「そしてドライバーを守り、会社を守る」という信念があります。

▲会社のキャラクター、親子亀。すべての車両、事務所などに必ずこのキャラクターが
▲保有車輌のナンバープレートはすべて
「堺」「…1」堺第一観光という社名に
ちなんだこだわりです
▲国土交通省から贈られた「無事故」の
表彰状

▲帰社したドライバーへのやさしい心配りコーヒーマシンとウォーターサーバー
▲「安全運転をちゃんと実行できているか、毎日日報のチェックは欠かせない」と専務取締役の木村勝様
▲代表取締役の木村様と愛犬のマルちゃん

堺第一観光株式会社

設立	1983年4月
本社所在地	大阪府堺市西区鳳中町9-354-35
TEL	072-264-6401
代表者	代表取締役　木村英夫
資本金	1,500万円
従業員数	20名
事業所数	2カ所

観光バス
貸切送迎
大阪
車両16台
拠点2ヵ所